Q-1(キュー・ワン)でいま注目を集めているのが、東京都立大泉高等学校3年の小島颯人(こじま・はやと)さんです。
2026年大会で史上最多349チームの中から決勝に進み、最優秀イノベーター(文部科学大臣賞)を受賞しました。
小島颯人さんの研究テーマは「投下式ドローン配送の安定性向上を目的としたポリエチレン製ミウラ折り緩衝材の開発」です。
この記事では、小島颯人さんが何者なのか、投下式ドローン配送、ミウラ折り、受賞歴、出演番組Q-1についてまとめました。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
Q-1で注目の小島颯人さんは何者?
東京都立大泉高校に通う高校3年生
大泉高等学校は東京都練馬区にある都立の完全中高一貫校で、「探究の大泉」を掲げ、中学1年から高校3年までの6年間、探究活動に力を入れています。
小島さんはその高校3年生。学校側は今回の発表を6年間の探究活動の集大成と位置づけています。
他のファイナリストはチーム戦、小島さんは「個人出場」
決勝に進んだ3組のうち、群馬県立高崎高等学校と京都府立南陽高等学校はチームでの出場でした。
一方、大泉高等学校は小島さんひとりの個人出場。学校も、個人で決勝に挑んだ生徒への声援を呼びかけています。

研究も発表も本番の緊張も、ひとりで背負ってきたんですね。私だったら足が震えています。
決勝に進出した研究テーマとは?
テーマは「投下式ドローン配送の安定性向上を目的としたポリエチレン製ミウラ折り緩衝材の開発」。
空から荷物を落としても壊れないようにする、という発想が光ります。

6年間の探究をひとりで全国の舞台にぶつけた高校3年生。その研究の中身が気になりますよね。
小島颯人さんが挑む「投下式ドローン配送」とは?
ドローンから荷物を「落として」届ける新しい配送の形
投下式ドローン配送とは、ドローンを着陸させず、上空から荷物を落として届ける方法です。
過疎地の配送を支える手段として注目される中、国土交通省のガイドラインでも「配送物の投下」が検討項目に挙げられています。着陸場所を探す手間も減ります。
課題は荷物を落とした瞬間の「衝撃」
しかし、着陸して手渡す方法に比べて揺れや衝撃が大きいのが難点です。割れやすいものや精密機器は壊れるリスクがあります。

せっかく届けても中身が傷んでいたら意味がないですよね。
緩衝材の開発がカギになっていた
そこで重要になるのが、荷物への衝撃をやわらげる緩衝材です。
小島さんはここに目をつけ、衝撃をやわらげる形と素材の両方からアプローチ。そこで登場するのが「ミウラ折り」です。
「ミウラ折り」とは?紙の構造が生む不思議
三浦公亮さんが考案した折り畳み技術
ミウラ折りを考案したのは、宇宙構造工学の研究者・三浦公亮(みうら・こうりょう)さんです。
東京大学宇宙航空研究所などで人工衛星の設計に関わった「宇宙の建築家」で、1970年に考案。英国折紙協会が「ミウラ折り」と名付けました。
小さく畳んで、一気に開く構造
折り線がジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形なのが特徴です。折り目が重ならないので破れにくく、対角の2か所を引くだけで一気に開き、押せば畳めます。
もとは飛行機の胴体のような筒を潰すと現れる菱形模様の研究から生まれ、「潰れると強度が増す」という発見が原点です。
宇宙の太陽電池パネルにも使われている
1995年に打ち上げられた宇宙実験・観測フライヤ(SFU)では、太陽光パネルの収納・展開にミウラ折りが採用されました。
地図や観光ガイドにも使われ、2005年には米科学誌「Science」で、ハーバード大学などの研究チームが昆虫の翅や木の葉にも同じ折りパターンが現れると発表しています。

元々、自然の中にも同じパターンが存在していたということですよね!
自然の法則はすごいですね!そしてそれを解明した三浦さんもすごいです!
小島颯人さんの過去の受賞歴|Q-1以前から研究を継続
高1で最優秀賞(2025年・高校生国際シンポジウム)
2025年2月、鹿児島で開かれた第10回高校生国際シンポジウムのポスター発表部門(物理・システム工学)で、高校1年生ながら最優秀賞を受賞。
テーマは「投下式ドローン配送におけるミウラ折を用いた緩衝材の可能性」でした。
同じ年の夏、国際大会でも特別賞(Global Link Singapore 2025)
2025年7月にはシンガポールの「Global Link Singapore 2025」に高校2年3組として出場し、応用科学部門で英語プレゼンに挑戦。Special Focus Prize「Analysis」特別賞を受賞しました。

全127チーム中、入賞できたのは23チームだけの狭き門だったそうです!
研究対象は「緩衝材の可能性」から「材質と構造」へと具体化へ
2026年2月の第11回高校生国際シンポジウムでも、スライド発表の数学・物理・地学分野で最優秀賞。
テーマは「材質と構造の観点から」へ具体化し、素材には耐水性・耐久性に優れたポリエチレンフォームを採用。パラシュートを使った5メートル上空からの落下実験で、高い衝撃吸収能力を示しました。
小島さんが出演する「Q-1 知の甲子園」とは?
9月27日(日)13:55からテレビ朝日系列で放送
番組名は「Q-1 知の甲子園~世界を変える9分間~」。9月27日(日)午後1時55分から、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネットで放送。
MCは5年連続の林修さん、進行は伊原六花さん。決勝審査員は伊沢拓司さん、トラウデン直美さん、野口聡一さん、山極壽一さんらです。
全国349チームが参加した史上最多の大会
史上最多349チームがエントリーした2026年大会。
17チームのセミファイナルを経て、決勝は7月18日に東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催。残ったのは高崎高校・大泉高校・南陽高校の3組で、小島さんは最優秀イノベーター(文部科学大臣賞)に選出。
筑波大学の三谷純教授もその探究を高く評価しています。
モアクト賞の視聴者投票は10月5日まで
番組史上初の視聴者参加型特別賞「モアクト賞」も新設。
投票は放送開始の9月27日(日)13時55分から10月5日(月)18時まで、結果発表は10月7日(水)予定です。
世間の反応やSNSの声(放送後に追記)
放送前から、番組公式Xでは決勝進出を祝う投稿や西武大泉学園駅の広告が紹介され、注目が集まっています。
感想が出そろうのは放送後のこれから。反応が集まり次第、追記していきますね。
まとめ:ドローン配送の課題に挑む小島颯人さん
小島颯人さんについて、この記事で分かったことをまとめます。
【要点まとめ】
・東京都立大泉高等学校(練馬区)の高校3年生
・決勝3組の中で唯一の個人出場
・テーマは投下式ドローン配送のポリエチレン製ミウラ折り緩衝材
・高1で高校生国際シンポジウム最優秀賞、その夏に国際大会で特別賞
・2026年大会で最優秀イノベーター(文部科学大臣賞)を受賞

子育てや教育の話題を追うのが好きな私としては、正解のない問いに立ち向かう高校生の姿に胸が熱くなりました。
誰かの「なんでだろう」が、いつか暮らしを変えていくんですね!
9月27日の放送、ぜひ見てみてくださいね!
